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富士見市のじゅんファミリークリニックでは、高尿酸血症(痛風)の診療を行っています。ふじみ野駅徒歩3分の便利な立地で、駐車場も完備。便利なネット予約も受け付けています。ぜひお気軽にご相談ください。

高尿酸血症(痛風)とは

尿酸は、体内で起こる代謝によってできる老廃物です。通常は腎臓から尿に混ざって体外に排泄されます。
この尿酸が作られすぎたり、腎臓からの排泄が少ないと、血液中の尿酸値が高い状態になります。そして、血液中の尿酸が7mg/dlを超えると、「高尿酸血症」と診断されます。
この数値は、健康診断でも行われる血液検査で確認することができます。
一般的に痛風と呼ばれる疾患は、この高尿酸血症がベースに存在します。血液中に過剰に増えた尿酸が結晶化し、関節に溜まって炎症を起こした状態が、高尿酸血症による「痛風発作」です。
高尿酸血症は痛風発作だけでなく、腎臓や尿管、膀胱にもダメージを与えます。さらに、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など、命に関わる病気の危険因子にもなります。
以前は50歳代の発症が多かったですが、近年は30歳代での発症が増加しています。男性に圧倒的に多い病気ですが、閉経後の女性にやや増加が見られるため、女性も注意が必要です。

高尿酸血症の代表的な合併症

高尿酸血症は、さまざまな合併症を引き起こします。詳しく見てみましょう。

痛風発作

痛風発作は、結晶化した尿酸が関節に溜まり、炎症反応が起こることで発症します。
症状の特徴としては、下記のとおりになります。

  • 突然発症する
  • 足の親指の付け根や足の関節が激しく痛み、赤く腫れあがる(手や肘の関節の場合もあり)
  • 症状は24時間以内にピークを迎える
  • 症状は7~10日で軽快する
  • 発作がない時は無症状で経過する

高尿酸血症が改善しなければ痛風発作が頻発するようになり、慢性関節炎に移行することになります。
また、高尿酸血症の人のすべてが痛風発作を発症するわけではなく、尿酸値が高くても発作が出ない方もいます。しかし、着実に病気は進行していきますので、検査で尿酸値の指摘を受けた場合は、適切な病院で必ず治療を受けましょう。

痛風結節

慢性結節性痛風とも呼ばれる状態です。尿酸の結晶と肉芽組織でできた硬いしこりが、手指や手、足、肘、耳の皮下などにできます。痛みを伴うことがあるほか、関節の変形や麻痺を起こすこともあります。

痛風腎(腎不全)

尿酸の結晶が腎臓に溜まり、腎臓の働きが低下した状態です。腎臓には、尿酸を排泄する役割がありますが、機能が低下することで、より尿酸が排泄できないため悪循環に陥ります。

尿路結石

尿中の尿酸が高くなることで、腎臓や尿管、膀胱、尿道に結石ができた状態です。激しい痛みと血尿が主な症状になります。
結石が尿管に詰まると、尿の流れが悪くなり、片側の背中に激痛が走ります。また、詰まった尿は感染を起こしやすく、尿路感染症による高熱や寒気などの症状が見られることもあります。

高尿酸血症の原因

高尿酸血症は、尿酸の作りすぎと、腎臓からの排泄低下が原因になります。それぞれ詳しく見てみましょう。

原因① 尿酸の作りすぎ

尿酸の作りすぎに関係するのが「プリン体」です。プリン体は、細胞の核の主要な成分で、体内で分解されると、尿酸に変化します。
そのため、プリン体の多い食品を摂り続けると、尿酸値は上昇します。 これらの食品は、健康な人でもたまに食べるぐらいに抑えましょう。
また、アルコール摂取も、尿酸を作りすぎる働きがあるため、控えておきましょう。

原因② 腎臓からの排泄低下

尿酸は腎臓から尿に排泄されます。その機能を低下させるのが、肥満や高血圧、糖尿病、脂質異常症などです。これらの状態や病気は、腎機能を低下させるため、高尿酸血症をはじめ、さまざまな老廃物が蓄積しやすい状態になります。

高尿酸血症の治療

高尿酸血症は、まず痛風発作を防ぐことが治療の目的になります。今、痛風発作を発症している方へは、非ステロイド系抗炎症薬やコルヒチン、副腎皮質ステロイド薬などで炎症を抑える治療が行われます。
痛風発作を起こさないため、また一度おさまった発作の再発を防ぐためには、尿酸値のコントロールが必要です。
方法としては、生活習慣の改善と薬物療法が有効になります。
薬物療法は、尿路結石や痛風腎、高血圧などがある場合や、生活習慣の改善を行っても効果が見られない場合などに、尿酸降下薬を用いて尿酸値を目標値まで下げる治療を行います。
また、高尿酸血症の方は尿中の尿酸が高く、尿路結石ができやすい状態です。そのため、結石をできにくくする、尿アルカリ化薬が処方される場合があります。
高尿酸血症は、高血圧や糖尿病などの病気を合併していることが少なくないため、薬の選択は慎重に行います。高血圧を合併している場合は、尿酸値に影響しない降圧薬を選択したり、糖尿病や腎臓病を合併している場合は数種類の薬を併用したりすることが必要になります。受診の際には、できるだけ持ってくるようにしてください。

生活習慣の改善について

高尿酸血症の治療において重要なのが、生活習慣の改善です。その方法を見ていきましょう。

食事内容の見直し

食事について気を付けるべきポイントは下記のとおりになります。

プリン体を控える プリン体は尿酸の作りすぎに繋がるため、プリン体を多く含む食品の摂取はできるだけ控えましょう。
肉類、脂肪、糖分の多いものを控える これらの食品を多く摂取すると、尿酸値を上昇させたり、体重増加を促すことになるため控えましょう。
アルコールを飲みすぎない アルコールは尿酸値を上昇させる効果があります。さらにビールは、プリン体を多く含むため、特に避けるべき飲料です。
この機会に禁酒することが望ましいでしょう。
水分を多くとる 体内の水分が少なくなると、血中の尿酸濃度が高まりやすいです。こまめに水分を補給して発症を予防することが大切です。
海藻類や野菜を多く食べる 尿をアルカリ化すると、尿酸が多く尿中に排泄されやすくなります。
そのため、ひじきやわかめ、大豆製品、ホウレンソウなどの野菜を多く摂取することが推奨されます。

運動習慣をつける

肥満の方の場合、食事の見直しに加えて運動が効果的です。運動は、体重の減少や高血圧・糖尿病の改善、中性脂肪の低下、善玉コレステロールの上昇などの効果が期待でき、尿酸値の低下にも繋がります。
運動方法としては、無酸素運動は、尿酸値の上昇を招くため、ウォーキングやジョギング、水中歩行のような有酸素運動を行いましょう。
息が切れるような運動の強さは避け、ちょっときついかなと感じる程度の強さで行いましょう。軽い運動から始め、少しずつ時間を伸ばしていくことが大切です。

ストレスを溜めない

精神的なストレスは、尿酸値を上げることがわかっています。健康的な生活を送り、趣味の時間を大切にしましょう。
食生活の見直しがストレスになるかもしれませんが、新鮮な野菜を作るために家庭菜園を始めたり、野菜や海藻類を使ったレシピを探してレパートリーを広げるのもいいかもしれません。

健康診断で尿酸値が高いと指摘されたら、自覚症状がなくてもクリニックに行き相談することが大切です。 当院でも高尿酸血症、また痛風発作を起こしている患者さんも診療をしていますので、お気軽にご相談ください。